最近、うちのCivicの調子が悪くなった。気のせいかも知れないけどエンジンの音がちょっと変。この車も1997年式やからもう10年も走ってるしもうそろそろ買い替えの時期かねって話していたのが先週の金曜日。
前々から考えてはいたが、どういう組み合わせがいいのかずっと悩んでいた。今あるCivicを売ってSUVを買うか?今あるAcuraを売ってSUVを買うか?Acuraを売ってセダンを買うか?マツダのトラックを売ってミニバンを買うか?などなど
今回の候補車はCivicを売ると仮定して、1.Subaru Forester 2. Toyota RAV4 3. Honda CRV
何はともあれまずはディーラーに行って見ようってことになり早速土曜日にフォレスターを見にスバルへ。この時点ではまだ真剣に買おうとは思ってない。Dealerに着くやいなやセールスマンが出てきてぺらぺらぺらぺらしゃべり出す。別に冷やかしに来たわけやないからまずフォレスターを試乗することに。やっぱり新車はいい。10年前の車と比べると乗り心地が全然ちがう。しかも、馬力もあるし四輪駆動だけあって力強い。車高も高いし後ろも広い。これは気に入った。まあ一応値段を聞いておこうと思い中へ。因みに、07年モデルが今月は安くなっていて、2000ドルの値引きとローンの場合は1.9%の利息らしい。結構得かも。
しかし、ここからが長かった。まずは値段をみてそこからいくら現金でいくら借りるかなどなど。一応、現金でもOKであったがクレジットの確認の為、書類に情報を書き込む。その前にいくつか問題が。一つはCivicを下取りに出したとして、いくらで引き取るか?このDealerの場合、3000㌦の希望を出したが何と返ってきた返事は1500ドル。それなら自分達で売ったほうが高くなると言う事で下取りは諦めた。相手は結構強気や。
次の問題は車の色。アメリカではDealerがあらかじめ売れそうな車を在庫として持つ。ここの場合、赤の在庫が無く、白やシルバーが多めに置いてある。因みに、試乗したのは白。別に自分としては何色でも良かったけど、やっぱり赤がすきみたい。08年モデルが出てるので赤はもう無いとの事。08年モデルなら数日かかるけど取り寄せられるらしい。
とは言え、下取りも低くすぐ買えないのであれば今日はもどってまたゆっくり考える事にしたが、相手がなかなか帰してくれない。どうしても売りたいらしい。すると下取りの値段が2300ドルまで上がってきた。ん、、、まだ納得いかない。すると車の値段を500ドル引いてきた、ん、、、でもまだ納得いかない。すると下取り価格が3000㌦になった。1500ドルが倍の3000㌦に?ほんと車のセールスマンは信じられん。それなら最初から言えばいいのに。
結論としては、気に入った色が無いと言う事、まだ初めての下見ということで半分強引に店を出てきた。すると奥からマネージャーらしき人が、またぺらぺらぺらぺら言いながら中へ入れようとする。もし、3000ドルで引き取ってもっと安くしたら買ってくれるか?やって。兎に角、こっちとしては、お前ら信じられないからといって無視してこのDealerからは買わないことに。最初のセールスマンが申し訳なさそうにまた是非来てくれ!やって。結局、3時間ここで時間を費やしたことになる。でも、フォレスターは気に入った。
その後、一度家に戻りもう一度下調べを。まず、Civicの値段は下取りで3800ドルが相場らしい。やっぱりあのDealerに騙されるところやった。あと、07年モデルの赤は?この近くでは何処も在庫を持ってなかった。仕方ない、次の候補のシルバーを見に行くか?ということでちょっと離れた別のSubaru Dealerへ。
そこでも前回と同じ。車を止めるとすぐニコニコしたセールスマンが出てくる。ここのセールスマンは前回よりももっとしゃべるうるさい奴や。省略するけど目的のシルバーのフォレスターに乗ってまた中へ。まったく前回と同じ内容がここでも繰り返された。結論は、ここではcivicを下取りしない。別で売ってくれと。3000ドルは高すぎて下取りできないとの事。3500ドルくらいで売れる自信があるし、こちらとしてはそれはそれでOK。ここの問題はやはり色。シルバーは悪くはないが、やっぱり赤が綺麗。どうしても赤が諦めきれず考えることに。でも、相手は帰してくれない。とはいえ話しが纏まらず出口を出たとたんにまた偉そうなマネージャーが追いかけてくる。どうしたら買ってくれるか?3000ドルで引き取ってもいいやって。まあ、どっちにしても色が無いから駄目やって言ってそのDealerを後に。
さて、日曜日。Webをチェックしてるとバークレー(サンフランシスコの北)に赤のフォレスターがあるらしい。早速、ドライブがてら行って見ることに。このdealerは前の2件とは雰囲気が違う。日曜日だけあってセールスマンが休んで足りないらしい。結局、30分待たされて赤のフォレスターがあるか確認。コンピューター上はあると出てくるが、見回すところ赤は見えない。彼いわく、多分売れたのだろうと。わざわざ遠くまで来たのに残念。でも、他のDealerから取り寄せられるとの事。他のDealerと言う事がちがう。他はもう何処探してもないからこれを買えと言ってきたのにここでは07年モデルを他から運んでくれるらしい。
約30分後、ここから車で2時間ほど離れたところに在庫があり明日持ってくるとの事。それはgood news!!! じゃ、早速値段の交渉に。しかも、ここではこのCivicを3000㌦でどうかと言ってきた。手間隙考えれば3000㌦で引き取ってもらえば悪い話ではない。下取りはそれでOK。問題の値段は?
何とこのセールスマン俺らが最初から赤を買いたいと思ってきたので値段を安くしようとは思ってないらしい。”じゃ、ここにサインして?”いきなり契約書を持ってきた。彼のマネージャーも愛想を振りまきながら話しかけてくる。そこで一言 ”まだ値段決まった訳じゃないよ!”。 するとマネージャーの顔色が変わってきた。横にいたセールスマンも焦っている。ここからがまた長かった。ここは結構強気やった。既にCivicを3000㌦で引き取るという好条件を出してきてるだけに、しかもあれだけ欲しかった赤のフォレスターを探して持ってきてくれるし、相手もなかなか手ごわく引かない。相手の言い分としては07年モデルは2000ドル値引きできるしこれ以上は無理らしい。こちらとしては後800ドルほど下げたい。
このときで日曜日の夜7時。遠い道のりをかけて来て無駄にしたくないなと思いながらも、人間の心理として普通ここまできたら”じゃ、今日はええわ、帰る!”とは言えないもんだろうか? 丸二日Dealerに通いやっとここで見つかったのに正直帰りたくないなと思いながら立ち上がり ”やっぱここでは買わん!”と一言。すると相手も焦ったのかとうとう折れた。見事交渉成立。
まあ、長かったけどこうやって念願の赤いフォレスターが手に入った。今回の教訓は、1.相手の言う事を絶対に信じないこと。2.嫌でも言いたいことは駄目もとで言ってみる事。3.やっぱり車は現金で買うほうが強い。
あー、長い週末やった。
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